エッセイ

夢のまち落成祝賀会に参加して by 国重浩一

2006年7月22日,No.38
 6月26日(月)サンロイヤルホテルにて,麦の芽福祉会の「夢のまち落成祝賀会」が開催されました。この祝賀会に,鹿児島カウンセリング研究会として森永さんと一緒に参加してきましたので,その様子と私が感じたことを報告させて頂きます。
 この祝賀会は,5つの建物群からなる麦の芽福祉会の新しい複合施設の完成記念として開催されました。麦の芽福祉会は,従業員約250名で,入所通所をあわせて600名近い障害者がここでサービスを受けています。規模としては,鹿児島県内で最大となるそうです。
 この複合施設が麦の芽福祉会にとって特に重要な意味を持つ理由として,近年の福祉政策へ変換があると感じました。5年ほど前から,非常に厳しい政策へ変更されているとのことでした。このため,このような新しい施設を作っていくということは大変なことであったのだろうと想像します。
 祝賀会が既成のやり方にとらわれない方法で,みんなの意見や知恵を出し合って企画されていたので,好感を持てる会でした。たとえば,夢のまちに対して貢献された人や会社,または組織に対して,手作りのタペストリーを授与していました。非常に特別なものである印象を相手に与えるだろうと想像できました。また,食事も手作りのものを用意してありました。
 デンマークのバンクミケルセン財団から麦の芽福祉会に対して「バンクミケルセン賞」の授与が決まったことも報告します。本資料の最後にバンクミケルセンの紹介を載せましたが,麦の芽福祉会にとってふさわしい賞であると感じました。
 私個人としては,この麦の芽福祉会が民主主義を貫いてここまできたのは,民主主義に対する希望を与えてくれるものであると感じました。ひとりのカリスマによるものではなくても,このような組織を作っていけるのだという希望です。