私とカウンセリング 133

私とカウンセリング by 江口 豊

私とカウンセリングの出会いは、特別支援学級(市適応指導教室)の相談員を任されたことにありました。

この特別支援学級は、市内各中学校の生徒による異年齢集団でした。学級のせいとの悩みは、学級へ行きたいが、家庭から出ようとすると脚がすくんでしまって不登校になることでした。そんな学級の生徒には、自立支援のための家庭認識の高揚や地域への理解を求めることが必要であり、当然カウンセリングによる支援は不可欠なことでありました。

カウンセラーとしての私には、その子を如何に育てるかが緊急な課題でありました。このような時期に合っての悩みの解消には、清原先生の研究室での勉強会やカウンセリング基礎講座にあったことを思いだします。

今日の「K・C・S研究会」会員の皆様は、異なる触手でありながら同じカウンセラーをめざす人たちの集まりでもあります。私個人としては、高い目標をめざしてがんばっていらしゃる会員の仲間に入らせてもらい、幅広い見地から研修をさせて貰っていることを大変嬉しく思っています。

現在では、微力ながらも学校生とのカウンセリングを担うことが出来たり、PTA向けへのカウンセリング便りを届けたりすることによって、地域の良き雰囲気づくりや活性化に寄与できていることを誇りに思っています。ここで学んだ成果を今後のカウンセリングに活かすことによって、安心して自立できる生徒の支援をめざして、精進したいと思っています。

 

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