私とカウンセリング 132

私とカウンセリング by 森永繁郎

その1: 前回4月の本会で行ったコミュニケーションゲームUNGAMEの時に私が引き当てたカードに「私は・・・である」とありました。あまり迷いもなく、「私は不真面目である」と自分でも“えっ”と思った言葉が口をついて出ていました。自分自身では自らの不真面目云々について考えたことはなかったと思います。思うに、精神力動的な考え方でいきますと、イドの要求を調整できない自我に対する超自我の評価が無意識に蓄積、「自分は不真面目」と現れてきたのでは無いかと思われます。たかがUNGAME、されどUNGAME、あんたは正しい。考えてみると、若い時分から十分に自分勝手に生きてきました。

その2:平成13年度に採用されて以来継続していた県SCは26年度は名簿登載のみということになりました。定年退職が最初の、その後に県の事業が無くなって2年間の「心の教室相談員」、9年間の教育事務所「教育相談員」と続き今回で3回目のお役ご免になりました。振り返ると平成8年についた教育事務所教育相談員がきっかけで平成11年度入学院生として清原先生の研究室で学べることができ、苦しみが楽しい2年間を送らせてもらいました。この期間に学んだことや、さらには本会の立ち上げに参加さしてもらったことは私の残りの人生を送る目標となりました。当時を知る仲間は高齢、転居、独立、死去等で少なくなりました、それにもかかわらず代表の活躍のお陰で、仲間が増え、大きい躍進の兆しを感じ、とても力強さを感じています。同時に、自らも、本研究会のますますの発展に寄与できたらと思っています。

その3:近況。先日、左目の治療をしました。右目で見る世界と同じなのに、新しい世界と出会いました。よく見えて、全てが新鮮な感じです。若い頃はこんな世界を見ていたんだ!驚きです。寝台の取っ手を必死につかんだ右手に看護師さんの手のぬくもりを感じながらの約20分間でしたが、近代文明の恩恵を感じました。来年の免許更新、心配なし!!

 

さ く ら Cherry blossom