宮本輝著 『五千回の生死』 新潮社文庫本 ¥320
坊主頭で、たらこ唇の変な青年が一日に五千回以上死にたくなります。然しあるきっかけで、生き直します。
あるきっかけとは? ・ ・ ・
S19年生まれの私にとって、宮本輝は、頼りないけど、頼りのある兄貴のような存在です。40歳の頃彼の本に出会い、
夢中になりました。この話は新潮社の文庫本で22ページほどですので、20分ほどで一気によみ終え、なんだか生きる勇気がでてきます。
他に「眉墨」など秀作7編が収録されています。
五千回の生死 (新潮文庫) | |
宮本 輝
新潮社 1990-04-27 |
(T.Y)