菅野泰蔵編『こころの日曜日 44人のカウンセラーが語る 心と気持ちのほぐし方』

菅野泰蔵編『こころの日曜日 44人のカウンセラーが語る 心と気持ちのほぐし方』 2005年 朝日新聞社 ¥567、1994年 法研 ¥1,325

この本を読まれる方へ(本文より)

カウンセラーといっても、世間にはいろいろあるようで、ここでは「心理カウンセラー」といっておいたほうが、混乱を避ける意味ではいいように思われます。

この本の中には、「クライエント」とう方々が多数登場します。クライエントの話をじっくりと聴き、クライエントと苦楽をともにしながら、一緒に問題を考えていくのが私たちの仕事です。ときには、一回だけの面接で終わることもあり、ときには5年、10年とお付き合いすることもあります。

この本は、私たちが出会った数え切れないクライエントのお付き合いや別れを通して、私たちが思ったり感じたりしてきたことを、一部披露したものといってよいのかもしれません。

この企画に快く応じてくださった名カウンセラーたちの柔らかで、温かハートが読者の心に届きますように。そして、この本が一助となってカウンセラーの仕事や存在意識がもっと広くもっと深く理解されようになれば、編者にとってこれにまさる喜びはありません。

目次より(一部)

○ 初心は忘れる方がいい ○ 生きものの世話は大変

○ なるべく上手に悩むには ○ 登校拒否児の2年間

○ 聡明な中学生に脱帽 ○ ネコを見習え

○ 泣くことができると楽になる ○ 反抗する子はよく育つ

○ 「小さな私」に向かい合う ○ 口が裂けたら何も言えない

 

こころの日曜日 44人のカウンセラーが語る 心と気持ちのほぐし方 (朝日文庫)
こころの日曜日 44人のカウンセラーが語る 心と気持ちのほぐし方 (朝日文庫) 菅野 泰蔵

朝日新聞社 2005-05-12
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