私とカウンセリング 108


私とカウンセリング by 江口豊

 

保護者へ届けられる「通信文たより」は、「相談室から」や「学校今昔」、「知っておきたいこと」の三項目の内容からなっている。それぞれの項目の内容は、思春期の子どもへの理解や学校教育への理解、子どもの認知を高めるための対応のあり方が主なねらいになっている。

執筆を手がけるに当たって、文脈に対する予備知識や理解なくしては文章にならないことは当然である。私の「通信文たより」は、当研究会(K・C・S)で学び得た内容が多く、例えば<メンタルサポート研究会資料より>とか、<参考文献 清原先生著 「不登校児はいない」より>や<参考資料/金剛出版「ナラティヴ・セラピー」より>等と、文末に書かれているのが随所に見られる。書かれた文章が、保護者にどれだけ理解され子どもへどれだけ反映されたかは定かではないが、学校では、自立した姿の卒業生を送り出し、街角では大きめでぶかぶかの制服を着た新一年生を見かけるこの頃である。

これまで、文章表現を不得手とする自分ではあるが、メンタルサポート研究会員の一人として勉強が出来、スクールカウンセラーとして支援できることを誇りにしている。