わたしのおすすめ本 by 竹ノ内麗子
大野裕・細川貂々(著) ツレと貂々、うつの先生に会いに行く 朝日新聞出版 2011
我が国では、自殺が3万人もいると報道されている。その自殺者に、うつ状態の人が多いといい。うつ病になる人は増え続けているのである。身近なところで実際接することもあり、電話相談にも鬱気味の人の悩みを聞くことがある。「うつ」ということばには関心をもっているが、「つれがうつになりまして」というテレビを見たこともあって、コミックエッセイの本を手にした。手軽に読める本で、理解しやすい。
PART1 どうしてうつになるの?
うつの種類
○気分障害
双極性(そううつ病)…Ⅰ型 Ⅱ型
うつ病性障害 気分変調性障害
(いわゆるうつ病) 大うつ病(ツレの場合)
○適応障害
○薬物や身体疾患によるうつ状態 ステロイド 高血圧 糖尿病 脳卒中
○非定型うつ病
○産後うつ 更年期 老人性うつ
○冬季うつ病 毎年冬になると憂鬱感とともに寝過ぎたり食べ過ぎる症状がでる。
PART2 うつになったらどうするの?(知識編)
○ 薬(脳のバランス) 休養(体のバランス) 認知療法(心のバランス)
PART3 うつになったらどうするの?(実践編)
○ 今どうするかを考える。
気持ちをコントロールすることが大変であることを周囲も理解。
PART4 治りかけ、治ったらどうするの?
○ よくなったり、悪くなったりを繰り返す
PART5 うつ Q&A
○ 子どももうつになる(ストレスを溜めると体に不調が出る。体の症状に目が向くが、心には向かない。)
ツレと貂々、うつの先生に会いに行く | |
大野 裕 細川貂々
朝日新聞出版 2011-03-18 |