わたしのおすすめ本 104

わたしのおすすめ本 by 竹ノ内麗子

大野裕・細川貂々(著) ツレと貂々、うつの先生に会いに行く 朝日新聞出版 2011

我が国では、自殺が3万人もいると報道されている。その自殺者に、うつ状態の人が多いといい。うつ病になる人は増え続けているのである。身近なところで実際接することもあり、電話相談にも鬱気味の人の悩みを聞くことがある。「うつ」ということばには関心をもっているが、「つれがうつになりまして」というテレビを見たこともあって、コミックエッセイの本を手にした。手軽に読める本で、理解しやすい。

PART1 どうしてうつになるの?

うつの種類

 ○気分障害

   双極性(そううつ病)…Ⅰ型 Ⅱ型

   うつ病性障害 気分変調性障害

   (いわゆるうつ病) 大うつ病(ツレの場合)

 ○適応障害

 ○薬物や身体疾患によるうつ状態 ステロイド 高血圧 糖尿病 脳卒中

 ○非定型うつ病

 ○産後うつ  更年期  老人性うつ

 ○冬季うつ病  毎年冬になると憂鬱感とともに寝過ぎたり食べ過ぎる症状がでる。

PART2 うつになったらどうするの?(知識編)

 ○ 薬(脳のバランス) 休養(体のバランス) 認知療法(心のバランス)

PART3 うつになったらどうするの?(実践編)

 ○ 今どうするかを考える。

   気持ちをコントロールすることが大変であることを周囲も理解。

PART4 治りかけ、治ったらどうするの?

 ○ よくなったり、悪くなったりを繰り返す

PART5 うつ Q&A

 ○ 子どももうつになる(ストレスを溜めると体に不調が出る。体の症状に目が向くが、心には向かない。)

 

ツレと貂々、うつの先生に会いに行く
ツレと貂々、うつの先生に会いに行く 大野 裕 細川貂々

朝日新聞出版 2011-03-18
売り上げランキング : 10126

Amazonで詳しく見る by G-Tools