私とカウンセリング 98


私とカウンセリング by 山口康子

 

私は,山口康子と申します。日置市東市来町に住んでいます。高卒後看護師,助産師の資格をとり名古屋第一赤十字病院でお産の介助を数百例経験しています。今年の3月までは,2つのパート仕事の掛け持ちをしていました。1つは,訪問看護師として,又,助産師としては,日置市役所であかちゃんの訪問,健診,育児相談,年に数回ですが,中学校で『いのちふれあい体験授業』の話をしていました。

主な仕事である育児相談では,10代のパパ・ママ,シングルマザー,虐待,夫からのDVなどの相談が年々増えてきています。その中で,お母さんが,子育てしやすい環境ができるようメンタル面のフォローや,赤ちゃんの関わり方など具体的に関わっていました。

「子育てに自信のないお母さんが多い。自分自身に自信のないお母さんが多い。

子どもを持つ前の段階の男女と関わりたい。」と漠然と考えていました。

そんな時に,育児相談で同僚の保健師さんから薦められ,今年4月から志學館大学保健室担当に採用されました。

子どもは,23才の息子と20歳の娘がいます。

息子は,九大卒業し希望の広告代理店に就職。しかし,娘は大変でした。やっと入学できた高校の1年時,いじめを受けブログに書き込みされ退学しました。それからは,引きこもり生活。摂食障害の手前。ニート生活。夜,活動する友達との交流がふえ音信不通になるのもたびたびでした。

そんな娘も昨年,鹿児島の昼間のバイトで知り合った男性と意気投合し,昨年5月に入籍。11月の結婚式のころ妊娠。もうすぐ,ママになります。

そして,私自身は4年ほど前に離婚をしています。結婚当初から20年に及ぶDV(主に言葉による)生活で,最後は,身体暴力で警察に通報し病院にいって保護してもらいました。

それからは,家財道具一切ない家での生活がはじまりパートの掛け持ちをしていました。

丁度その頃は,息子が大学合格決定の頃,そして娘が,退学したばかりの頃でした。働くだけ働いたら・・生活がよくなるどころか,2度の入院と2度の手術を経験することになりました。そのとき,身体をいたわりながらの仕事の大切さを思い知らされました。

 これまで,いろんな相談窓口に駆け込み,臨床心理士の方に助けられました。そして,清原先生の基礎講座にも4年ほど育児相談の勉強の為と参加したのですが(まだDVなど気付いてない頃,)私自身のメンタル面も救われていたように思います。

保健室業務に関しては,全くわからない世界に飛び込んでしまったようで不安でいっぱいの時,国重先生に日置市でお会いし,メンタルサポート研究所のことを知り,入会することにしました。しかしながら,初回参加して以来,大学行事と重なったり, 20歳の娘の出産(7月21日予定日)も控えており,産後実家に帰ってくるようなのでしばらくは,残念ながら欠席が続きそうです。初出勤から3ヶ月余り。なれない仕事の上に1時間半かかってのJR通勤で帰宅後は,ご飯の支度や掃除もできない程,へとへとです。こんな状態で娘と赤ちゃんの面倒を看る事ができるのかが,現在の私の大きな不安要素になってます。

まあ,今までも信じられないほどのいろんな事があったのに乗り越えられた経験がある分,何とかなるだろうと気楽に考えるようにします。

研究所の勉強会に関しては,難しいことや本読みが苦手なので頭の中でその場で理解できず,どこまでついていけるかわかりませんが,学ぶことも期待できそうなのでできるだけ参加したいです。

また,皆様とお会いできるのを楽しみにしております。