わたしのおすすめ本(50)by 船盛さん

山口麗子『魂(こころ)の穴』文芸社、2003、¥1、000
子どもの頃より、鬱傾向であった著者は、結婚後、主人の転勤、妊娠などさまざま生活の変化のなかで心が病み、「境界性人格障害」と診断を受け、夫(離婚をした)・医師・姉夫婦・親・子どもに支えられ、カウセリングを受け、幼い頃の自分を振り返ることで、立ち直った内容である。周りの支えの大変さ、本人のどうしようもない葛藤が、淡々と文面に綴られている。同じ病名の方に接する機会がありますが、本人自身も封印している事もあり、表面上のことばかりで接していることを反省し、その人へ寄り添い時間をかけることで、もつれた糸がとける事を信じて関わって行きたいと思いました。

魂(こころ)の穴
魂(こころ)の穴 山口 麗子

文芸社 2003-05
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おすすめ平均 star
star疑問?を納得!にしてくれた一冊
star魂の彷徨と遍歴そして帰還

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