主催 福祉生協“むぎのめ”
この講座は興味深いカウンセリング理論を、臨床心理学関係の専門書からじっくり学んでいこうという講座です。そして、難しいところは清原がわかりやすく解説します。R6年度からはフランクル著・霜山徳爾訳「夜と霧」をテキストに選びました。精神科医のフランクルがドイツのナチス政権下でつくられた強制収容所での自らの体験を書いたものです。なぜ、臨床心理学講座で読むのでしょうか? この本は極限状態で人はどのように動くのでしょうか? それを冷静に、感動的に記録し、分析していて、まさに臨床心理学的視点の原点を述べているからです。臨床心理学関係の必読書の1冊です。なお、この本を読了後、フランクルの提唱しているロゴセラピーについて勉強しますので、その前段階の準備になります。また、読むだけでなく、皆さんの感想、意見なども、取り入れていきます。基礎講座修了から直接受講もできます。振るってのご参加を期待しています。(注意 同じ出版社から池田香代子訳の新版が出ています。ご自分で買う方はこれではなく上記の霜山訳の方をお求めください)
●受講資格 カウンセリング基礎・発展講座修了者を原則とするが、とくに希望する方も歓迎します。
●定 員 30名
●受 講 料 1万5千円(1回2時間、全11回で)(新参加者は他に、本の購入代1648円が必要です)
*受講料は第1回目当日に頂きます
●会 場 県青少年会館(鴨池新町・県庁前)
●申込方法 鹿児島メンタルサポート研究所 清原まで 電話・FAX 099-299-2085(留守電機能付き)
メールアドレス h-kiyohara@road.ocn.ne.jp(メール申し込み可)
●申込締切 2024年4月3日(水)午後5時まで。新参加者で本の申し込みを第1回目にした方は2回目にお渡しします。
●講 師 清原 浩氏(鹿児島大学名誉教授・鹿児島メンタルサポート研究所所長・臨床心理士)
●進 め 方 テキストをその場で読み合わせ、清原が解説すると言う方式で進めます。その中で、質問、感想等も交えて和やかに進めたいと思っています。参加者の予習・復習なしとし、勉学上のご負担を少なくし、わかりやすい進め方を心がけています。
◆日程 原則毎月第2水曜日 午後6時45分~8時45分、120分 (8月はお休み)
◆内容 以下の通り(上記の本の目次をわかりやすく表記したものです)
2024年度(第17期)
第 1回( 4月10日 水) 「夜と霧」の背景とプロフィール
第 2回( 5月 8日 水) 死の蔭の谷にて
第 3回( 6月12日 水) 同上
第 4回( 7月10日 水) 非情の世界に抗して
第 5回( 9月11日 水) 同上
第 6回(10月 9日 水) 発疹チフスの中へ
第 7回(11月13日 水) 同上
第 9回( 1月 8日 水) 同上
第 10回( 2月12日 水) 苦悩の冠
以下に臨床心理学講座案内のPDFがあります。